兵庫県歯科医師会が兵庫県国民健康保険団体連合会と協同で行ってきた「8020運動実績調査」の結果概要が2007年7月の神戸新聞夕刊の第一面に掲載されました。
70歳以上の高齢者を対象とした医科レセプトの調査により、現在残っている歯の本数が少ない人と比較して多くの歯が残っている人のほうが医療費が少なかったことがわかりました。また少ない歯の人には「がん・脳梗塞・糖尿病」などの重篤な主病名が多くみられたこともわかりました。この研究は多くの関係者の協力のもと、全国に先駆けて兵庫県で行われました。その後、全国の歯科医師会で同様の調査結果を導く研究が実施されています。この当時は、兵庫県歯科医師会情報管理委員会委員長として紹介されました。
お口の健康が全身の健康にとっていかに重要であるかを示すエビデンスづくりに少しでも貢献できたらと思います。